ゆるスタin岡山イベントレポート①

8月最後週末、第1回ゆるスタートアップウィークエンドを行いました。

参加者の齊藤美結さんによるイベントレポートです。

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ほがらかに、心をほぐす。

あたたかく、自分とむきあう。

うたうように、未来をかなでる。

津山駅に降り立った私は、なぜかそわそわ。きっとあの「そわそわ」は、このあと過ごす時間を予感させる、風の便りだったのだろう。高層ビルに囲まれ、淡々と過ぎていく毎日。満たされているようで、どこか満たされていない。不幸せなわけではないけれど、心のどこかで、じぶんがささやく。「ここだよ、ここにいるよ。」と。そんなじぶんの声を、じっくり、聴く週末のはじまり。


【ほぐす、ゆるめる、つむぐ。】

「五感をゆるめる時間」からのスタート。ふだんの生活で凝り固まった感覚を、少しずつゆるめていきます。まずは今の気持ちに近いアート作品を選び、シェア。

お次は、全員でつながった手をほどいていくゲーム「人間知恵の輪」でからだほぐし。すこし緊張気味だった参加者も、子どもの頃のように目がきらきら!

連想で俳句をつくるゲーム「打越マトリクス」では、ことばをゆるやかに解き放ちます。もともと、前の人の句に句をつなげる遊び「連歌」から生まれた俳句。松尾芭蕉が芸術性を高める以前は、ただただ円座して、言葉遊びをみんなで楽しんでいたのかも?このワークショップでは、一つのことばからことばを連想し、一見つながりが無いように見えることばたちの手をつないであげることで、イメージを広げていきます。今回のお題は「種」。じぶんでは思いつかない言葉や世界の広がりに、俳句に縁遠いひとも気づけば夢中に。

出来は気にせず、ひとまず五七五にしちゃえ!ぽんぽんと句が飛び出ます。


【つくる、たのしむ、あじわう。】

創造の時間。「そこらへんのもので帽子をつくろう」ワークショップでは、ボタンや綿、新聞紙やプラスチックの容器などで思い思いに、帽子を作っていきます。

皆、驚くほどの集中力で、それぞれの想いがつまった帽子が出来上がりました!


互いに帽子のイメージを贈りあい、わたしたち全員が子どもの頃から持っていた「クリエイテビティ」を、祝福しあいます。

続く「長い自己紹介」の時間では、編集の手法をもちいて、「自分そのもの」に編集をかけます。名刺は社会人にかかせないツール。でも、あの紙ひときれで自分を表現できているのでしょうか。「わたし」は豊かな情報のあつまり。末っ子のわたし、風のようなわたし、音楽家になれなかったわたし・・・。その情報を取り出し、「わたし」を様々に表現します。はじめは言葉を出すことに難航しましたが、編集した「わたし」は色とりどり。いつの間にかわすれていたことやアイデンティティがふっと思い起こされる時間でした。

②に続きます

ゆるスタートアップウィークエンド

淡々と通り過ぎる日々。やりたいこと、やれていますか?ゆるスタートアップウィークエンドは、感性をゆるやかに解き放ち、《わたし》と《これから》を編集・表現するイベントです。

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